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Noël吉田のコラム〜Vol.14〜

   

少し時系列がバラバラになってきましたが、開業直後のお話を。

5名でスタートしたNoel Hairですがおかげさまでオープン直後から大繁盛でした。

自分の顧客様も多かったというのもありますが今思えば15年前、中百舌鳥地域の美容室の数は1/3ほどだったように思います。

逆に言えばこの15年間で3倍ほどの数に(もしかしたもっとかも)美容室は増えました。

よく言われることですが、美容室の数は信号機より多く、コンビニの4倍あると言われています。

まだ自分の開業した15年前は恵まれた環境だったんですね。

広告媒体もホットペッパーも紙面のみでWEB集客なんて言葉もなかったように記憶してます。当時は駅前でひたすらチラシを配る。

 

そうすれば100枚配ればお客様1人来ていただける。そのように記憶してます。

今もずっと通っていただけてるお客様のきっかけは駅前でチラシもらったからということも珍しくありません。

 

先日オープしたmitoのTomomiが書いてましたが初日のこの気持ちを一生忘れることのない日でした。という気持ちはまさにそうで今でも鮮明に覚えています。

初めてお金をいただいたプレオープン第一号のSさん、顧客No.1.2の記念すべきY夫婦。

15年経った今でも当時の記憶は鮮明です。

 

今は色んな媒体、SNSがありWEBの中で集客できる時代ですがその当時はとにかく外に出て汗をかく。そうするこちでしかお店を知っていただけることやお客様にお越しいただける手段はなかったです。

 

当時31歳の私にはむしろその方が良くて、日々忙しく過ごさせていただけました。

 

今思えば順調なスタートをきりました。自分以外のスタッフも優秀で(私が育てたわけではないですが)

大した仕組みや理念などといったものもなくマンパワーだけで忙しい日々を過ごすことができました。

 

当時家の下ということで実質家賃もなく、今と比べると経費も少なく独立開業としては私自身の収入も悪くなかったです。

 

そしてもう一つの希望だった『時間』も通勤1分ということで余裕のある生活が送れました。

勤めてた時代会えなかった友人とも遊ぶ時間もでき趣味のフットサルも始め、休日は一切仕事はせず旅行に行ったり充実した毎日でした。

希望通り家族との時間も増えました。

 

ただ少しづつではありますが今まで満たされなかったことが満たされるようになりそれと同時に心の中で『このままでいいのかな?』という葛藤も同時に生まれました。

 

ハードに過ごした12年間のお勤め時代からストレスもなくある程度豊かな生活もでき、満たされたつもりではありましたが何か物足りなく、疑問を生じることにもなりました。

 

そして多くはなかったですが離職するスタッフも出てきてスタッフが増えては減ってを繰り返すようにもなりました。

 

そのあたりを次回お伝えできればと思います。

 

 - Noël代表吉田紀之コラム, 吉田紀之