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Noël代表吉田のコラム~Vol.13~
2021/06/02
今回は再び現在の話になります。
6/1にオープンするmitoにあたり、社外の方から反響もいただきとてもいい制度だと言うふうに言っていただき、同時に多くの質問をもらうのはどうやったらその制度の対象になるのですか?
と聞かれます。
正直申し上げると、書面化するような明確な基準は設けてなく(将来的に必要は感じてますが)、ただもちろん誰でもできるわけではないです。
店長の次のキャリアなのか?店長からマネージャーを経た次のキャリアなのか?
また役職を経験しなくてもなれるのか?
難しいところではあります。
今回の山本直樹、杉朋美でいうと一つ明確に言えるのは二人とも社歴が10年以上ということ。
長ければいいというわけではもちろんありませんが、私は常々社歴は大切にしています。
現在10年以上勤務のものが6名在籍しています。15年の創業の美容室企業としては多い方だと思います。こちらのコラムでもあるように五名からスタートした小さな美容室がこうして成長できたのは間違い無くこの6名の存在は大きいです。
恥ずかしながら、まだ社会保険も完備してなかった頃から、初任給も今より¥40000ほど安く休みも30日ほど短く今の時代では通用しない頃から不満もあったでしょうが私と共に会社の成長に寄与してくれた古いメンバーには感謝でいっぱいです。
長く在籍するということはもちろんいいことばかりではありません。
会社が苦しい時もあったし、人がたくさん辞めたこともあります。私に不満を感じたことや嫌いになったこともたくさんあったと思います。
社歴が長いというのは私もそうでしたが、いいことばかりを共有してきたわけではありません。辛いことや苦しいこと、大変なことを共に過ごしてきました。
世の中には都合の良い時は良い顔するが、自分に不都合があるとそこから離れたり、見捨てたり経営者も社員も同じだと思ってます。
また生活環境の変化で仕事を続けていくことが難しくなることもあります。
長く在籍してるメンバーも同期が辞めたり、上司が辞めたり、不安な日々を過ごしてきたことと思います。もちろんその頃は私も辛く、全てを投げ出したくなったこともあります。
経営者と社員が苦しいときこそ、お互いが手を取り合い、励まし合い、助け合えるようなそんな組織を目指しています。
なので私は社歴ということを評価します。
長くNoëlで働いた人間が幸せになれなければそれこそ会社の存在意義を疑われます。
その一つが今回の社内独立制度ということです。
お店を運営(経営)するというのは美容師としてのスキルとはまた違うし、良い美容師がいい経営者になれないこともたくさん見てきてます。
そこはこれからも共に学び成長していければいいことだと思っています。
経営者になって一番の問題は人に注意されなくなる、叱ってくれる人がいなくなる。
私はありがたいことにたくさんの先輩経営者、仲間から本気で関わってくれる仲間がいて、なんとかここまで成長させていただけました。
これからはNoëlグループの中でそんな人間関係を構築し、共に成長していける組織でありたいと思います。