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Noël代表吉田のコラム~Vol.11~
今回は私が独立開業した頃のお話をしようと思います。
12年間勤めた会社を退職し、購入したマイホームの1Fで美容室を開業しました。
この頃こだわってたのはとにかくおしゃれなお店を作りたい。
当時31歳の私はまだまだミーハーでよく言えば今より何倍もファッションやインテリアに興味がありました。その頃妻の友人でデザイナーをしてたpantaloonさんと出会い、サロンのロゴ、広告、内装など全て手掛けてもらいました。
pantaloonさん、藤原、室設計事務所さんとの出会いも今思えばとても大きかったです。
是非こちらのHPも見てみてください。
ノエルの初期のデザイン、私の自宅なども紹介されてます。とても素敵なデザインを作ってくれます。
とは言え、当時経営者としての感覚は一切なかった自分はとにかく自己満足のお店が作りたいと今思えば小さなお店に高額なお金を使いました。
15年経った今でも使ってますが当時買ったセット椅子はタカラベルモントさんで一脚20万円ほどしました。
今は店長たちの希望を抑え、できるだけ安く安く。と言ってる自分からは想像できません。笑
今多くの独立開業者がうまくいかないと言う話を聞きますが、その一つは資金不足です。
少ない貯金で少ない借入でやりたいお店ではなく『できるお店』しかオープンできてないのが理由の一つだと思います。そのため家賃の安い物件、お金のかけれない店内。
もちろんお金を掛ければいいわけではないですがお客様に選ばれるお店を作らなければいけません。スタッフを採用するならここで働きたい。と思われるお店でなくてはいけません。
とは言え、開業前にどうやってお金を作るのか?
それはやはり独立前の勤めてる会社でどれだけ活躍し、会社に貢献し、いいお給料もらえてるのか?今の会社の給料が安いから独立する。
と言う人もよく聞きますがそもそも安い給料しかもらえない仕事しかできない人が独立してもやはりうまくいかないと思います。
美容師としてたくさんのお客様から愛され必要とされる人は会社からも評価されます。
その対価としていただくお給料を大切に使い、自己投資し、生き金を使う。
そして金融機関は勤続年数やその人の真面目さ、継続性を評価し融資してくれます。
私の12年間は手前味噌ですが世間様から評価されたと思ってます。
そうしたサポートも受け、資金を手に入れこうして自分の作りたいお店を作れたし、中百舌鳥駅前という好立地でお店をオープンできたと思ってます。
やはり独立開業のためにはお金と言うのがとても大切です。
自分で用意するのが一番ですがNoëlで働く社員には私との信頼関係という対価で今回のmitoのように資金援助もしながらグループとして社内独立をサポートしていきたいなと思っています。
今回はお金の話になってしまいましたが今も昔も私はお金と言うのを大切にしています。
美容師は1時間でできる仕事は限られています。その中でお客様からいただく料金から我々の生活は支えられています。
お金の無駄遣いは嫌いだし、必要以上の贅沢もあまり好きではありません。
20代は20代の30代は30代のそして今40代になって40代として価値のあるお金の使い方で自身の生活を豊かにしていけることが大切だと考えています。
つづく